日本は平和と言えない

‘死体は今日も泣いている 日本の「死因」はウソだらけ ’の著者、千葉大学附属 法医学教育研究センター センター長の岩瀬博太郎先生の講義を受けてきました。

もともと日本の死因統計とか、小説や映画の影響で急激に話題になっていったAi(死亡時画像診断)の信頼性には少し疑問を持っていたので、岩瀬先生のブラックユーモアたっぷりな、さらに時々自虐的なお話は、初めから終わりまで興味津々!

 

え?
ええ〜!
えええええ〜〜〜〜
やっぱり!って言いたくなる内容です。

 

例えば、近年肺炎が死因の第三位になり肺炎ワクチンを推奨してるじゃないですか。正直、医療者としてはうさんくささ極まりないのですよ。

 

だって、、、死亡診断書って適当だもん。


日本の死亡解剖の事情は、欧米と比較して恐ろしく遅れています。まあ、歴史や文化の違いもあるので「うちはうち、よそはよそ!」と言われればそれまでなのですが、日本では、犯罪性があると判断されなければしっかり調べもしません。誰がその有無を決めてるかというと、警察だそうです。ほぼ誘導です。

 

もう、笑えます。
日本は本当に平和なのでしょうか?


法医学は、国民の権利と安全を守る医学。

ならば死亡診断書は、法医学をきちんと学んだ医師がしっかり診断をつけて記入していただける世の中になってほしい。起きなくていい犯罪や冤罪を予防するためと考えると、予防医学とも言える。ホリスティックだぁ。

先生の抱えておられるプレッシャーとやりがいがストレートに伝わってきました。

 

病理解剖については少し否定的でしたが、まずは司法解剖が確実に適応できる日本にすべきでしょう。