「どうせ。」は「ありがとう。」に
母か子供の頃、毎日祖父の革靴を磨く事が日課だった。
ある雨の日の朝、母は祖父に言った。
「今日は雨だからどうせ汚れるし、今日は靴磨きしなくて良いよね〜。」
すると祖父は祖母を呼びつけこう言った。
「お母さん。今日から、この子の御飯作らなくて良いぞ〜。」
母が怒って理由を聞くと、
「どうせ食べてもお腹が空くなら食べなくて良いだろ?わかるか?、、、。
だからね、靴磨いてもらえないか?」
そして母が靴磨きが終えると「ありがとう。」と言い、仕事に出かけたそうだ。
[どうせ〇〇だからやらない]は、全ての行為につながる。
だから、「『どうせ。』なんて言うんじゃない。」という教えだったのだ。
昔の人は素敵でおしゃれだなぁ、、、。
そう考えると人間生活って「どうせ。」っ思う事ばかりだよね。他の生き物はそんな事考えもせず必死で生きているのにね。じゃあ、人間が必死に生きるってどういう事なんだろう。なんか、深いなぁ。
じいちゃん、私の日常には「どうせ。」が溢れていて困ってます。これからはそう感じたり言われる度に、じいちゃんみたいに感謝に変えてみようと思うよ。
ありがとう。